CONCEPT

佐賀県有田町の西の端、標高約400mにある岳の棚田(たけのたなだ)


東に開けた棚田からは、やきものの里・有田町と伊万里市、さらには唐津湾まで一望することができます。

山の下から雲がせりあがり、霧に包まれる幻想的な景色や、ときには雲海も見ることができます。

岳の棚田の歴史は400年以上前に、佐賀藩が藩有林であった国見山に山番人を置いたことに始まります。

山の監視のほか、家の周りを開拓・耕作し、次第に移り住む人が増えてきました。


そうして長い時間をかけて開拓された急傾斜に張り付く棚田を見ると、先人たちの苦労や技術にはただ驚嘆するばかりです。

ピラミッドのような段々の石垣や幾重にも連なる曲線が美しい棚田も、そこで農業をする人がいてこそ守られてきた景観です。

しかし現実は、曲がりくねった耕地で、足がすくむような高さの細いあぜみちや急な坂道を通っての農作業は、大変な労力がかかります。

また、高く積まれた石垣の修繕には費用がかさみ、効率化が進む現代は、棚田で農業を営むことが困難になってきています。

 

先人たちが血のにじむ思いで開いてきた農地と、美しい棚田の景観を、これからも守り伝えたい。

それが私たちの想いです。


また、棚田には雨水をためて災害を防ぎ、生き物の棲み処を作り、人間と自然が共存するうえで大切な役割を担っています。

棚田を守ることが、自然を守り、私たちの暮らしを守ることにもつながるのです。

 

棚田のこうした価値や機能を伝え、棚田での農業が途絶えることのないように、私たちは岳の棚田において生産・加工・販売・イベント等を行い、一人でも多くの方が岳の棚田ファンになっていただけるよう、「おいしく、たのしく」を合言葉に日々活動をしています。

岳の棚田(たけのたなだ)ロゴマーク…「棚」と「田」をモチーフにその二つを重ね合わせシンボル化。

配色は「有田焼の呉須」と「国見山の水脈」を連想させるコバルトブルー、そしてグリーンは「農景観の自然」をイメージしています。